ニュピのバリ 8

  • 2018.05.11 Friday
  • 08:40

カメラを抱えてモンキーフォレストまで。

写真を撮るには時間が遅い。

もっと早く出発すればよかったのはわかってはいたけれども、ゆっくりと身体を休めるのも一人旅では大切なこと。

 

 

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それでも、やはり森の中は気持ちがいい。

 

 

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ショルダーバックにサルが飛び乗ってきて、開いた口から中身を探ろうとするので阻止したら軽く噛まれる。

歯を立てられたわけではないけれど、今回はここまでってことかな、と消毒だけしてもらって外に出る。

 

ここまで来たら、ベベッを食べるか。

 

 

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お昼近くに外を歩くとじっとりと汗ばむ。

ベベッブンギルは風通しがよくて、生ビンタンを飲むとホッと緩むなぁ。

スマートフォンをFree Wi-Fiに繋げSNSをチェックする。

すると連絡が入ってきた。

Ima Bali ni oru?

今バリにおる?

おるよ♪

 

連絡をくれたのはバリ人のガムランを演奏する人だった。

1年ほど前にその人が日本に来て公演をしたときに写真を撮らせてもらったけれど、その時はぜんぜん話もしていなかったんだけれどな。

まぁ、いいや。

今、ベベッにおるよ♪

 

 

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おるよ、というのは尾張弁だ。

尾張弁を話せるバリ人かぁ。

 

食べ終えて外に出ると、その人カデさんが待っていたくれた。

あらまぁ、こんにちは。

どこに行こうか。

そうですね、カデさんのお家が拝見したいです。

 

カデさんのバイクの後ろに乗せてもらって、出発。

ジリジリの強い日差しの中だけれど、バイクに乗ると風が吹いて快適だ。

なんだかんだで、毎回誰かのバイクの後ろに乗せてもらえる。

そしてそれは秘密のカギが開く瞬間かな。

町に溶け込めるような、気がするんだよね。

 

プリアタンにあるお家まで行き、広い敷地内のを進んでゆくと奥のほうにカデさんの住まいがあった。

なんと奥様は日本の方でした。

しかも尾張地方の方。

 

 

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お嬢さん、一昨年前に名古屋公演でお会いしていたなぁ。

もう少し大きくなっている。

 

 

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やぁ、バリにまた友達ができた。うれしい。

 

いろいろな話をしているうちに、共通の友人がいることがわかった。

その人のところにも言ってみよう、とまたバイクに乗せてもらってびゅーんと。

こちらは私の宿の近くにお住まいだ。

 

 

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そしてこちらも奥様は日本人だった。

プトラさんはガムランの演奏をする人だけれど、数年前に日本に出稼ぎに来ていて、そのときにバリ好きの友人に紹介してもらったのだった。

日本で会ったのはその時だけで、その後偶然彼が王宮でガムランを演奏しているところを見たことがあったけれど。

またこうして再会できたとは。

 

 

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中学の同級生なのだそう。

 

この後お家に上がらせてもらって、奥様といろいろと話し込む。

プトラがね、先日も話していたんですよ。

日本で仕事をしていて辛かったときにみなさんが食事に誘ってくれて、ボクは1000円出したけれどみんなは3000円出してくれて、すごく嬉しかったんだ、って。

 

私はそこまでは覚えていなかった。

あの一回だけの食事がそんなに彼の心を暖めていたなんて。

 

そのプトラさん夫妻も、このときちょうど家の前に出ていてそこに私たちがバイクで現れたので目をパチクリさせていた。

なんでも、日本の高校生数名がバイクでクタから来ていて、そのバイクがパンクして困っていたところに奥様が出くわして、安い修理屋さんを紹介してあげて、ホッと一息ついていたところだったのだそう。

クタからバイクってすごいよね。しかも今日帰国って。

間に合うのかな。いや〜若いって無茶するよね^^

 

さて、そのプトラさん、この日の夜は王宮で演奏がある日とのこと。

出ようかな?どうしようかな?っておいおいそんな緩いんかい。

sairiさんが観にいくって言ってくれたら、プトラきっと演奏するかも。

行く!行く!もちろん観にいくよ。

 

カデさんに宿まで送ってもらい、演奏が始まるまでの時間マッサージを受けに行く。

 

 

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ここは、宿から近くて高すぎないこともあってよく利用する。

一人旅は好きだけれども、知り合いに合うのも楽しいな。

町がぐっと近くなる。

 

ニュピのバリ 7

  • 2018.05.10 Thursday
  • 17:58

ベッドに戻ってきたのは明け方の4時くらいだったかな。

時間は明け方だけれど、まだ暗くて。

静かな高揚は続いていたままで、とりあえず横になって目を瞑る。

ニュピは6時に明けるから、そうしたら市場にお供えのチャナンを仕入れに行こう。

 

そう思ってはいたけれども、やはり眠気には勝てず、今日一日を楽しく過ごすためにも、やはり寝ておくことは大切で。

 

 

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目覚めたら、テラスからそのままロータスの池に出る門をすり抜ける。

 

 

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ニュピ明けの朝、まだ誰もここには居なかった。

 

 

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ロータスの香りがうっすらと広がっていて

 

 

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ロータスの芯からは、アムリタがあふれていた

 

 

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この景色が常に部屋から見られるだけでも。

やはりここが一番素敵な部屋だったな。

今回は。

 

けれども、寺院につながる通路の辺りも、静謐な空気が漂っていて。

きっとその時々で、自分にあった部屋に出会えるのだろう。

 

 

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きれいに手入れされた睡蓮蜂を見ていたら、足元にチェンパカの花が落ちていた。

そっと拾い上げて、ベンチの上にのせる。

なんていい香り。

市場でチャナンを仕入れるときは、必ず多めにいれてもらっているくらい。

観光客価格なので、それくらいのサービスはいつも快くしてくれる。

 

 

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どこかにチェンパカの木があるのね。

 

 

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見上げたるとホテルのスタッフが手を振ってくれた。

この木だよと指を指して教えてくれる。

そうして、私のためにチェンパカを長い鋏で切って落としてくれた。

 

 

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やはり庭に落ちていたフランジパニも一緒に、サラスワティ様にお供えをする。

花の力、清らかさを改めて思う。

 

ニュピのバリ 6

  • 2018.04.23 Monday
  • 23:26

遅い昼食をとってからまた眠ると、外はもうとっぷりと日が暮れていた。

空を見上げると、雲ひとつない星空が広がっている。

ただひとつ誤算だったことは、ホテルの中は夜は電気をつけてもよかったので、真っ暗闇ではなかったことだ。

部屋の中だけではなく、外のテラスの明かりまでつけているところもある。

それでも、みんなが寝るまで待てなくて、カメラと三脚を抱えて外に出て、迷うことなくロータスの池へとつづく門を超える。

 

ロータスの池はなんといっても、初めてのバリで足に怪我を負った場所でもあり、足元は一歩一歩気をつけてゆく。

そうして真ん中の、ちょうどハスの花が描かれているところにたってみた。

三脚を立て、カメラをとりつける。

設定を確かめてレリーズでシャッターを切ってみた。

とりあえず、撮ってみなくちゃ始まらない。

そう、ニュピの星空を私は撮りたかったのだ。

 

いつもは灯りが灯っている夜のロータスの池も今宵ばかりは暗闇で、ハスの香りが沈んでいる。

星を撮るにはレリーズを使って、ファインダーを除かずにライブビューで撮るので、舞台の上に座り込む。

シャッタースピードを遅くしてあるので、ブレないように極力カメラには触れずに。

そうして星を見上げて、レリーズのボタンを押す。

 

舞台はほんのり蓄熱していて、思い切ってゴロリと寝転がると気持ちがいい。

誰もいないニュピのサラスワティ寺院の前のロータスの池を独り占めだ。

 

少し撮ってから、いったん部屋に戻ることにした。

テラスの前の段で転びそうになり焦る。

大きなレンズのカメラだから、怪我よりもそちらのほうが心配だ。

 

ベッドの上で少し眠り、再び起きると夜中の12時を回っていた。

また外に出て、ロータスの池にでる。

このときもまだ、ちょうど私の上の部屋の住人は電気を灯したままだった。

池に面している部屋なので、せめてテラスの電気だけでも消してくれるとありがたいのだけれど。

まぁ、撮らせてもらえるのかどうかは、きっとここの神様が決めてくれるだろう。

門のむこうのサラスワティ様、そしてバロン。

 

それにしても気持ちがいい。

夜のウブドは少しひんやり。なのでまたほんのり暖かさの残る舞台の上に寝転がる。

ずっとこのまま眠ってしまったもいいかな。

とはいえ、また部屋に戻って少し眠り。

 

再度おきた時には夜中の3時をまわっていた。

ほとんどの部屋の灯かりも消えていて、これはとうとうその時間がやってきたということだ。

そうしてロータスの池の中央に立ち、サラスワティ寺院を仰いで、息をのむ。

 

 

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サラスワティ寺院に天の川がかかっていた。

 

 

 

宇宙に浮かぶ星の上に、私たちはいるのだね。

 

 

時折流れる星。

ホタルもここに飛んでいたなんて、今までしらなかったよ。

 

 

 

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スターバックスの隣にある、御神木の上に横たわる天の川。

南十字星も見えた。

 

 

 

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ニュピにここに来れたことも、あの部屋に泊まれたことも、雲ひとつでいないことも。

 

 

祝福以外のなにものでもなく。

 

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